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こんにちは オムライスです。
東京でサラリーマンをしながら
大家をやっている40代です。
現在、アパート3棟、千葉市(20部屋)
戸建て2戸(茨城県、東京、)を運営しています。
不動産投資を始めてから13年になります。
年間家賃収入は1500万程度になります。
今回の記事では
サラリーマンが会社を辞めて
『フランチャイズ契約で高齢者向け宅配弁当を独立開業するとどう なるか?』
を実際の私の経験から書いていきます!
これから会社を辞めてフランチャイズで独立しようとしている方は
ぜひ参考にしてください!
この記事で解ること
❶安易に独立してフランチャイズに加盟しない!
やるならそれなりの覚悟を!
❷宅配弁当は今の(コロナ禍では)需要が多い
❸高齢者向け宅配弁当は再現性は高いが利益率が低い
❹本部の上客は独立したあなた!
❺フランチャイズの高齢者向け宅配弁当は
365日休みがなく軌道に乗るまでは大変
会社を辞めたいからと言って安易にフランチャイズには加盟しない
サラリーマンを辞めて独立する!
そう決意してGoogleで色々と検索すると
独立支援サイトが多数表示されます。
実に様々な『独立・開業』を紹介しています。
もちろん、良いもの、悪いもの
千差万別です。
独立しようと思って
最初に確認しておきたい事は
その独立支援サイトは
『独立したい!』という顧客(人)を探して
独立達成時(フランチャイズ契約成立時)に企業から
『多額の報酬(フィー)を貰って運営している会社である』
という事を認識してください!!
『独立したい!』って思ってる人を
『顧客にする側面がある』という意味です。
もちろん、中には独立に適した良い会社も有ります。
しかし
『独立させたその人から多額のロイヤリティを永続的に得る事が目 的』という悪質なフランチャイズ企業も存在します。(独立開業支援ビジネスです)
そこは個人で徹底的に調査して下さい。
『企業に逆に顧客にされる可能性がある』
と用心すべきです。
儲かるなら独立開業者を募集しないで
自社でやってるはずです。
なぜ、自社でやらないのでしょうか?
それなりの理由があると思いますね。
独立開業を募集している本部はオーナー達からロイヤリティをもら って成り立っています。
どの業種でも顧客管理システムを自社で開発(または依頼開発) してそのシステムの利用料としてロイヤリティを徴収するケース が多いと思います。
私のリサーチでは
一番再現性の高い独立開業職種は
コンビニだと思います。
確実にそれなりの売上、収入をもたらすと思います。
ただし、
大変です!
(その辺は日々コンビニを利用している人、 そうでない人も含めて解ると思いますので割愛します。)
商売の基本は仕入れです。
安く買って高く売る。
至ってシンプルです。
★仕入れ価格、
★売値(販売価格)
★利益率
★ランニングコスト、
★人件費、
★将来性、
★フランチャイズ料金の月額会費、
★開店に必要な資金、
★その必要な開発資金の裏付け、
(オーナーに融資をして開業を支援する企業も有ります。)
開業するにあたっては
自分で徹底的に試算、リサーチする必要があります。
私が開業した『高齢者向け宅配弁当』には
将来性がありました。
もちろん今も将来性のある業種です。
高齢者向け宅配弁当を開業するには
●店舗の準備・自宅も可
●車両、バイク、車 駐車場、ガソリン代
●冷蔵庫
●冷凍ストッカー
●業務用食洗機
●ユニホーム
●衛生ユニホーム
●電話回線
●電気代
●水道代
●インターネット環境
●PC
●プリンター
●机
●事務用品
●お弁当ケース プラスチック製
●お弁当バッグ
●保冷剤
●電子レンジ
他にも必要な物が沢山有ります。
おおむね200万程度で開業出来ます。
ちなみに経験上
食洗機は必ず導入した方がいいアイテムです。
食数が増えてくると手洗いでは負担が大きすぎます。
ネックなのは高額な事です。
宅配弁当の場合、大半は指定エリア内での独立募集ですから、先ず は自分が開業しようとしているエリアにどれ位の高齢者がいるか等 の情報は開業契約前に徹底的に
調べましょう!
Googleなどで
○○県○○市 高齢者人口 などと検索して
自分が独立開業しようと思っている
ターゲットの数を把握します。
総世帯数に占める
高齢者の占有率と人口推移等
調べられるものは全て調べる必要があります。
開業後は
地域の包括支援センターに行って
ケアマネージャーを訪問して
営業を掛けていきます。
ほとんどのケアマネージャーは女性です。
1人で30人から50人程度の高齢者を担当しています。
毎日、高齢者宅を見回り訪問している場合が多いので
会うことが出来る時間帯や曜日は限られます。
そしてやっと会えたケアマネージャーと信頼関係を作り、それから 顧客を紹介されます。
顧客内訳
【レギュラー顧客】
●娘、 息子達が離れて暮らしている両親への食事の手配をしているケース
●奥様が先に亡くなられて食事を作れない、作らない男性のケース
●認知症を発症しているケース
●1人暮らしで生活保護を受けている人
●身体に障害がある人
【突発的顧客】
●普段は元気だけど、転んで膝を壊して自分で買い物に行けない人 (女性が多い)
●普段は元気だけど、手などを骨折した人(怪我をしたケース)
●奥様が入院して旦那さんが自宅に残されるケース 男性
また、お弁当の配達方法・調理方法は全てその人に合わせた対応をします。
何時までに、どんな食材で
お昼のみ?
お昼と夕食?
パンを付けるのか?
お味噌汁は?
ジュースは?
アレルギーは?
鶏肉、豚肉、牛肉魚、甲殻類、海藻
実に色々な注文があります。
また徘徊防止の為に自宅が外から施錠されてる場合もあり開鍵して 冷凍庫の中まで届けるケースも有ります。
毎日、自宅のリビングのテーブルまで配達する
ケースなども普通に有ります。
介護要素が満載です!!
寝たきりの人もいますからね。
その人に声掛けしてあげます。
高齢者向け宅配弁当屋さんの毎日の声掛けはとても大切な業務です。
いつも残さず食べる人が沢山残してたり
一口も食べていなかったりする場合には
娘、息子さん達やケアマネージャーに
報告する必要があります。
【コロナ禍では需要増!】
宅配弁当業界は現在、
コロナが追い風になって売上が伸びている数少ない
業種となっています。
感染防止対策として今まで利用して来なかった方が
ケアマネージャーからの注文で増加しているそうです。
uber eatsもそうですよね?
今や町中uber eatsだらけです。
皮肉な事ですが、
人と接する事を望まない事への需要増は
右肩上がりの時代になってます。
それがいつまで続くのかは誰にも解りません。
【高齢者向け宅配弁当は薄利である】
またほとんどの高齢者向け宅配弁当は薄利です。
600円程度のお弁当での利益は30%ほど
180円位ですね
(お弁当の種類にもよります)
お昼と夕飯の二回お届けする場合の利益は
1日 1人当たり 360円
ご夫婦ですと 720円
中には毎日、昼、夜、頼む人も居ますが
毎日、メニューは違えども
ほとんどの方は1ヶ月食べ続けると飽きるので
次の月からは週に5回や4回など食数か減り
お昼のみなどに変更されるケースが多いです。
また、新しく受注した顧客のほとんどは
6ヶ月程度で止めると思って下さい。
新規顧客の獲得は常に必要です。
また配達コースは
月水金
火木土
土曜日のお昼だけ
など、実にお客様により様々です。
入れ歯の人には食材を刻んで出したり
中にはムース食の方も居ます。
食数をこなす事により利益が出せる様にはなっていきますが、 まとまった場所、施設に20食とか
大口を見つける事が大切になって来ます。
例えば同じ20食を配達する場合
20食を20箇所に配達する労力と
20食を1箇所に配達する労力には雲泥の差があります。
この大口顧客を獲得する事がとても
需要になります。
ここを獲得出来るか出来ないかが
経営を安定化させるターニングポイントです。
しかし、民間の認可ケアセンターの数が
配達エリア内には限られて居ます。
当然、他社(高齢者向け宅配弁当)との競合により
値下げ合戦になります。
1食につき80円程度しか儲けが出ないなんてザラです。
更に営業慣れしている民間施設のケアマネージャーは
汁物なども無料で要求してきたりします。
どれだけ値段を下げないで大口顧客を沢山、
取れるか?がポイントとなります。
個人の注文はケアマネージャーとの信頼関係があれば
何もしないでも注文が入ります。
また、毎日、配達する高齢者には思い入れが出てきます。
毎日会いますからね!
当然です。
自分の両親よりもある意味近い存在になりますので
そこはとてもやりがいがありますね。
顧客の日々の生活に触れる事になりますので
ある意味『介護職になります。』
【本部の一番のお客様は独立したオーナーです】
お弁当屋さんでフランチャイズ契約を結んだ場合には
本部はオーナーに卸す(販売する価格)に利益を乗せて卸します。
オーナーはその金額に利益を乗せて顧客に販売します。
本部のカタログ、ホームページには
本部が作った、発注したお弁当容器、お弁当グッズが
掲載されます。
当然、本部からお弁当容器、ユニホーム、
お弁当バッグ等を買わないと営業出来ませんよね?
もちろん、それら本部が販売している
お店向けの商品にも利益が乗せられてから
オーナーに販売されます。
配達用のバイクのリース、車のリースなども本部が紹介します。
当然、それらには全て紹介手数料がリース会社から
本部に振り込まれます。
つまり、
オーナーは何をするにも本部経由の場合が多いので
本部に支払う金額が圧倒的に多くなります。
本部にとっての一番の顧客は
(毎月定期的に食材を購入して、本部のグッズを購入し、 ロイヤリティを支払ってくれる)
オーナーという事になります。
【365日休まずに働く覚悟があるか?】
例えば今、30万とか、40万とか
毎月のサラリーがある人の場合には
直ぐにとは行きませんが同じ金額を稼げる様にはなります。
誰の指図も受けずに宅配弁当で稼ぐ事は可能です。
自分で全てやるので、
とても自由度は高いです。
但し、
フランチャイズ契約をしていますから
本部との契約は絶対です。
本部が上司となることを確認して下さい。
本部の意向は【絶対的な権限ですし、命令です】
そこは足かせになりますので、
契約する前には必ず、何度も
契約書を読み込む事は必須です。
契約書を隅々まで何度も何度も
全て理解出来るまで頭に叩き込む必要があります。
契約書を細部まで細かくチェックしてください!!
独立するオーナーに有利な内容は0です。
そこは契約ですから、よーく確認して下さい!
後で知らなかったでは済まされません。
独立したオーナーに不利なペナルティーが
沢山記載されているはずです。
最悪、商売を辞めたいと思った場合には
どのようなペナルティーがあるか?
そこも必ず確認して下さい。
お店を畳む(辞める)場合には訴訟も覚悟すべきです。
明日からヤーメタ!何て出来ません。
また、
訴訟になった場合には多額のお金も必要になります。
高齢者向け宅配弁当で独立開業する事は
やりがいもありますが、
リスクもあります。
両者を天平に掛けて
今の給与 30万とか40万
と比較してください。
同じ金額です。
同じ金額をどちらで稼ぐのかは
選ぶあなた次第です。
365日 毎日 お弁当を配達します。
休みは取れないかもしれません
もちろん
有給などは有りません
退職金は自分で積み立てる必要があります。
しかし、
嫌な上司や意地悪な同僚も居ません
自分が社長です。
毎日の仕事を自分の裁量でやれるのです。
独立開業するかしないかの判断は
その人の価値観になると思います。
私の場合には高齢者向け宅配弁当に将来性と
魅力を感じて独立開業しました。
私が辞めた理由は『やりがいはあるけど利益率が低い』
と感じた事と、
身内で色々な出来事が重なってしまった事が
原因で辞めました。
当時の顧客は60件程度で
1ヶ月の売上高は70万~80万
食材費、家賃、ガソリン、駐車場、
その他諸費用を引くと手取りで25万位ですね。
やはり、最低100件は欲しい所ですね。
そこまで行くと経営は安定してきます。
私の場合は不動産の収入があるから
店を畳むという決断が即時に出来ましたが
普通は私の様な迅速な決断は出来ないと思います。
私の場合でも不動産の収入がなかった場合には
長年勤めていた
会社を辞める事すら出来なかったですし、
今回の【大人チャレンジ!(独立開業)】も出来てないです。
他に収入の柱がない方はまずは
何でもいいので他に収入の柱を作ってから
大人チャレンジするべきです。
もちろん
他に収入がなくてもやる気と根性、開業資金があれば
脱サラして独立開業することも全然可能です。
でもそこは本当に慎重に考えてください!
軌道に乗るまでは365日休ま+休めず、
人を雇わず+雇えず
何もかも自分で(または奥様に協力して貰ったりして)こなす!
という覚悟がないとお店を運営していく事は不可能です。
台風や大雨、積雪、自分の体調不良など
どんな事があっても毎日の配達は欠かせません。
なぜなら
お腹を空かせて待っている顧客が常に待って
居るからです。
自己都合での配達の未配など許されません。
ちなみに私のお店は新しく独立された
方に全て無償で引き継いで頂きました。
その方は現在は食数も伸びて順調にやっておられます。
今はアルバイトを雇って経営されているそうです。
軌道に乗って事業を拡大しています。
(2021年2月)
今回の記事は
『フランチャイズで独立してみた!』編となります。
私の実体験を通して誰かの役に立てれば嬉しいです。
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