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こんにちはオムライスです。
東京でサラリーマンをしながら
大家をやっている40代です。
現在、アパート3棟、千葉市(20部屋)
戸建て2戸(茨城県、東京、)を運営しています。
不動産投資を始めてから13年になります。
年間家賃収入は1500万程度になります。
【区分マンション＆ボロアパート エピソードシリーズはこちらから】
本日はボロアパート1号について書いて行こうと思います。
エピソード3です。
この記事で解ること！
●生活保護世帯のリアル
●生活保護入居者の支援制度
●入居者が生活保護者の場合の実情
●大家としての私の体験
実は物件購入後に解ったことですが、
当初の3/5の入居者のうち2部屋の入居者は
いわゆる『生保』『生命保険レディ』
ではなく
『生活保護者』の方でした。
それはそれでしっかりと行政から
家賃が支払われるのでむしろ滞納の心配がない優良な入居者様でし
最初は入居者の内訳もよく調べもしないで生活保護の入居者率が高い事を後から知ったした次第です。
キチンと事前にある程度はどんな人が
住んでいるのか？
ヒアリングしておくべきです。
利回りが高い理由も解りました。
生活保護の受けている方はその市町村で住宅に関しての支給金額の上限があります。
当時の住宅に関しての上限額は48000円でした。
後に千葉市は44000円にまで下がります。
（共益費等は含まない金額での44000円ですので共益費等は別途請求出来ます。）
熱中症で倒れてから、次の休みに再び空いている2部屋を掃除しに行きました。
(勿論、姫は来ません私１人です)
１人で愛車を運転して決戦の場所
(空き部屋)へと向かいました。
片道1時間30分程度です。
（高速道路が空いていて）
アパートに到着してから空いている室内へ入室。
室内は比較的キレイでしたが、
それでも『直ぐに住めるか？』
清潔な状態ではなくトイレ、キッチンの
排水管が詰まっており、
畳の上には蜂やら、羽アリやらが
転がった状態でした。
嫌な気持ちになりましたね。
（多少潔癖症があります）
気持ち悪いですよね？
特にトイレの排水はしばらく使っていないせいか、
部屋と水回りの状態を確認してから物件近くのホームセンターで
大量にお掃除グッズを購入して来ました。
わたくし、掃除は好きなのですがさすがに水回りは嫌です。
本当に嫌です。
水回りは嫌です。
しつこい！(すみません。)
勇気を振り絞り、覚悟を決めて！
泣きながら清掃致しました。
なるべく見ない様に清掃する箇所を
決めてからゴシゴシ掃除。
決死の努力と覚悟もあり、
何とか普通のトイレになりました！
流し台も清掃してピカピカに。
畳の上の虫達も撤去。
窓、玄関など全て2部屋を朝の9時から
夕方6時までぶっとうしでやりました。
ボロボロの濡れ雑巾状態の私は必死の思いで車を停めて置いた駐車場に到着。
お掃除グッズを愛車クロウンに積み込み
クルマに乗り込もうとしたときに
背後から声が掛かりました。
『オジサン』
『？』
後ろを振り向くと小学校3年生くらいの
少年が立っていました。
『オジサン、お金持ちの会社の人でしょ？お金ちょうだい！
と少年。
何いってるのか解らない。
何なんだこの少年は？
と私は思ったのですが、
『管理会社の木村さん(女性・仮名)』
そうです。
私の頭をよぎった入居者は
101号の室入居者でした。
『30才位の母親と子供が小学生1名。
生保を受けている人』
管理会社のガミガミ木村様が
オーナーが私に変わったので
賃貸借契約を結び直す為に
何度も訪問した入居者だそうです。
やっと会えた入居者の部屋は
ひどかったそうでした。
ドアが開いたら
部屋の中は夢の島(ゴミの島)
呼び鈴を押してもなかなか出て来ない。
何度か目の訪問時にやっと出て来て会えない理由が判明。
夢の島は置いてさておいて
実は耳が聞こえない方で、ドアを開けるとドアの裏にグルグル回る赤色に点灯するライトが備え付けてあったそうです。
呼び鈴を押すと家の中の赤いライトが点灯して来訪者を知らせるシステムが導入されてのです。
これもら後から聞いた話ですが
(ガミガミ木村様仮名から)
どうやらそのお母さん。
片付けられない女だったそうで、月に数回、妹とお母さんが
部屋の清掃をしに来ている様子でした。
そうです。
その101の子供が私の後をつけて来て
『ギブミーマネー1マンエン』
と言われている状態を理解しました。
一瞬、1万円は高いけど1000円を渡そうと思いましたが複雑な気持ちになったので、
『何で一万円欲しいの？』
『後何でオラが金持ちの会社の人なの？』
と聞きました。
少年いわく→1万でゲームソフトを買う。
少年いわく→この前、スーツで来てたでしょ？
車も黒くて大きいの乗ってるから
社長でしょ？
(社長じゃなく社畜だ！と言いそうになったのをぐっと我慢)
『そうなんだー、、、。でもさ、
ゲーム買いたいのは解るけど
1万円って大きなお金だよ？
それより暗くなって来てるのでママも心配するからお家に帰りなさい。
ゲームソフトはママに買ってもらう様に頼んでみたらどうかな？
ごめんね
そんな大きなお金ないよ』
少年はふてくされた顔をして
駐車場から去って行きました。
何だか！
日本にいるにも関わらず
海外旅行時に
観光地でストリートチルドレンに
出会った様な感覚になりました。
帰りの車の中でスゴく色々な事を考えました。
とても複雑な気持ちです。
そんな家の子供のお母さんから家賃を貰ってる自分は何なんだと？
その事を帰ってから姫に話すと
『はーー？
何言ってんの？傷ついてるフリしてるの？
世の中色んな人がいるんだよ！
うちだってそうだよ！
と一蹴。
もっともなご意見でした。
しかし、
私にとっては色々考えさせられる体験でした。
エピソード3でした。
アディダス！
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