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こんにちは
オムライスです。
東京でサラリーマンをしながら
大家をやっている40代男性です。
現在、アパート3棟、千葉市(20部屋)
戸建て2戸(茨城県、東京、)を運営しています。
【区分マンション&ボロアパート エピソードシリーズはこちらから】
ポンコツサラリーマンが投資用マンションとボロアパートを買ってみて
実際に運営してみた記録を書いています。
今回は実際にマンションとアパートを買ってみた!
のシリーズ最終章になります。
普通のサラリーマンが不動産業界に参入した
リアルな大家業の現実を書いていきます。
●そして本当の事故に物件になる
色々とボロアパッチ(アパート) に関しての事を書いて来ましたが、
最後の肝の部分で正直どう伝えるべきか悩みました。
それが【season9】になります。
自分自身が思い出したくないそんな事件です。
思い出すと書く事を何度も躊躇してしまいました。
それが障害となっていたのは事実ですね。
書いては消すを何回か繰り返しました。
高齢化社会の日本の現実を伝える為にわたくしが直接的に経験した事。
勇気を出して伝えまっす!
(お食事中の方とかは読むのを控えた方がいいかも知れません。)
【若干閲覧注意】
season8(入居者が亡くなった)から6ヶ月後の話になります。
またもや、愛愛不動産のガミガミ木村様から突然の着信。
またか!、、、、
物件の不具合があったのだろうと(自分に言い聞かせ)
一旦、スルー
深呼吸を3回してから大きく息を吸ってー吐いてー
心の準備をしてから勇気を出して折り返し電話。
直ぐに木村様が電話に出ました。
『オムライスさん。、、、、、。』
『入居者さんがお亡くなりになられてて先ほど警察が事件調査の為室 内にはいりました。
これから色々と死因を調査するそうです。』
『、、、、?』
頭がグルグル周りました。
亡くなったって!この間亡くなったばかりだよね??
別の人?
言ってる意味を確認しないと!
『どこの部屋の方が亡くなったのですか?』
『2階の右の部屋の方です。入居者様の親族の方より連絡があり、 ずっと電話しているのに連絡がつかない。携帯も出ない。 心配なので見に行って貰えませんか、 と連絡があったので不振に思い直接お部屋に訪問しました。 合い鍵を使いお部屋に入ったら布団の中で亡くなっていたのを発見 して警察に連絡しました。』
との事でした。
またか、、、、、、、。
テンションだだ下がり。
何でそんなに5世帯で死亡者が出るのか?
全く意味が解りません!
20とか30世帯なら解ります。
(ある程度わ!)
再び
『事件です。』
後日、警察から鑑識の結果があり
第三者から暴行を受けて亡くなったとかそういう事件性はないとの報告でした 。
しかし、私にとっては『大事件です。』
発見されたのは死後6ヶ月後。
白骨化していたそうです。
幸いにも夏の前にエアコンを入れていたらしく、
室温が26度(冷房)に設定されており腐敗の進行を遅らせた様です。
もちろん
エアコンは半年間ずっと付きっぱなし。
入居者様は50才台半ば。
長くスチール会社に勤めていた方で
貯金も有り、 定年を迎える前に早期退社してそのままリタイア予定で私の物件を
終の棲家として借りて頂いた様でした。
家賃の集金方法は他の入居者様達は振り込み対応、
または管理会社へ家賃持参、訪問集金の3パターンで毎月の家賃を頂いておりました。
これなら必ず安否確認が必然的に出来ますが今回の入居者様に限っては
電気、ガス、水道、家賃その他は全て→『銀行引き落とし』でした。
これでは誰も気付きません。
それなりに蓄えがある方ですので引き落とし不能も起こるはずなく
毎月、キチンと支払いは全て出来ています。
更に部屋としては二階の一番奥。
本人と配達関係者以外は誰もわざわざ部屋の奥までは行く必要がありません。
各部屋には1Fの集合ポストは設置しておらず
『ドアポスト』郵便物などは全てドアポストへ落とし込みます。
6ヶ月分の郵便物はドアポストから簡単に投函出来てしまいます。
これらの要因が全て重なって発見が遅れたのです。
持病という持病は特に持っていなかったそうですが、
そして
後日、管理会社から送られて来た室内の写真には生々しい画像が映っておりました。
(わざわざ送ってくれなくて良かったのに!)
その当時の写真はお祈りした後に処分しました。
孤独死を改めて直接的に体験しました。
とても重く。
辛い出来事です。
今、考えても溜め息しか出ません。
頭にその写真が今でも鮮明に残ってます。
布団で寝たまま亡くなっていました。
布団撤去後の畳に残った染み。
人が亡くなって行くっていうのはこういう事だよなーーー。
って感じました。
忘れられません。
重いし、怖い。
もちろん保険なんて下りません。
火災保険も関係ありません。
(今は孤独死保険があります)
↓↓↓
心配な方は加入される事をお薦めします。
管理会社に『弟と連絡が取れない』と連絡してきたのはお兄さん。
そのお兄様(60過ぎ)が葬儀から全てを担当したそうです。
部屋には『臭い』が染み付いて簡単には取れません。
もちろん、素人では無理。
相当量の専門の防臭作業をしないと木材に染み付いた臭いは取れないとの事。
木村様が探してくれた孤独死の専門業者にリフォームから何から全て依頼しました。
内装は全部取り替え、張り替え、
消臭作業の繰り返し、ふすま、畳、
クロス、押し入れの中の張り替え
とにかく『臭い』を取るのに相当大変な作業だったそうです。
2kのリフォームで200万掛かりました。
入居者様の預金口座は死亡届け提出と共に凍結。
お兄様が全て費用を負担してくれました。
後日、全てのリフォームが終わってから木村様と社長にお礼をしに行きました。
その足でいざ、物件へ。
ドアノブを回すのをためらいましたが勇気を出してオープン!
綺麗でびっくりしました。
中に入り持参した仏花を床に配置。
お線香に火をつけて手には数珠をして合掌。
合掌しながらぼんやりと頭の中で浮かんで来た事は
↓↓↓
この物件手放そう。
そして区分マンション&ボロアパートのお話は一旦ここで終わりになります。
私はこのボロアパートを売却することを決断しました。
合掌
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